【動画紹介】ホームタウンエクスプレス


【CM 1988】JR東海 HOME-TOWN EXPRESS 30秒×2

 

 

某大手企業に就職し、親元から離れて横浜で一人暮らしをしていた時のこと。親が実家のある東京へ戻ってくるのはそれから数年後だったので、年に1,2回は父の転勤先であった某地方都市へ逆戻りしていました。まさにこのCMのような感じです。ただし、心が疲れて戻っていたのではありませんよ(笑)。あれから時は過ぎ… 

 

 

僕の父は東京へ戻ってくることはありませんでした。転勤先であったその地方都市で病気のために亡くなってしまったんです。事前に母から父の病状が良くなく、命の期限が切られていることは聞いていました。そして、ついに来てしまった「父危篤、すぐ戻れ」の連絡。それを受けたのは20時45分頃。たまたま仕事から戻って自室におり、ひと段落ついていた時でした。幸いにも自宅が横浜駅に近かったので新横浜駅へ向かい、最終列車にぎりぎり間に合いました。横浜線も新幹線も発車ベル鳴動終了、僕が飛び乗った瞬間にドアが閉まるくらいのタッチの差。結局、父の死に目には会えませんでした。

 

 

そんな父が、僕にいつまでも結婚する気がないこと、彼女も結婚相手もいないことをいつも心配していた、と後に母から聞かされました。母に「誰かいい人紹介できないのか」なんて言っていたとは…。僕には何も言わない父でしたが、僕の知らないところではそんなことを心配していたんですね。僕の結婚式を見てからこの世とのお別れをしたかったのでしょう。父さん、ごめん…。

 

 

その当時、僕は横浜で自由な一人暮らしを謳歌していました。彼女が欲しくないわけではなかったけど、やりたいことがいっぱいあったし、毎日があまりにも充実しすぎていたから結婚なんて全く考えてなかったんです。

 

 

自分の身の回りで起こる出来事なり状況には理由がある、将来の何かにつながっている、と最近つくづく感じます。そんな過去があって一人でいたからこそ、大好きなあの人と出会えたのですから。

 

 

そんなことを思い出させてくれるCMです。