手帳/2015年4月27日

2015年の手帳。4月27日の欄には…

 

 

2015年4月27日 月曜日 晴 体調良好 出発8:00 帰宅21:(分の部分が書き忘れで抜けている) 起床7:30 就寝23:00

 

 

この日の勤務時間は9:00~18:00。僕たち旅客関係地上職の同期6名の他、他部署の新任者を含めた総合研修のようなものが思い出の地である研修センターで行われました。「go enjoy」9:30~15:00、「SSQA Sesson」15:00~17:30。トレセン09:30、と記されているから、研修センターではなくてトレーニングセンターっていうのが正しい表現なんだね。

 

 

手帳にはしっかりとあの人の名前が、それも2ヵ所に書かれています(笑)。そして「ディナー会」と記されています。そうです、この日は、最初で最後の同期会をした日です。

 

 

この日…。僕は車で8時25分に成田空港に到着しました。「なぜ研修センターへ直行しないの」と思われるかもしれません。いえいえ、そんなことはできません。大好きなあの人に近づけるチャンスなのです! 「いつもの場所でお待ちしてます」と大好きなあの人へメールで連絡し、待ち合わせ場所で待機しました。あの時のドキドキ・ワクワク感は今でも忘れません。8時38分に空港に着いたと連絡があり、その後大好きなあの人を含む同期3人を僕の車に乗せて研修センターへ向かいました。同期が集まるのは新入社員研修以来なので本当にうれしかった。そして、大好きなあの人と再び同じ時空間を共にできることに心から幸せを感じていました。

 

 

この日の研修では一人一人が前に立って自己紹介みたいなことをしたり、グループに分かれてディスカッションしてそれを発表したり、安全に関する講義を受けたりしました。自分がどんなことをして何を話したのかもよく覚えています。ちよっと恥ずかしかった(笑)。とても有意義な研修でした。

 

 

研修終了後、いつものメンバーで帰宅しようとした時のこと。久しぶりに同期が集まったせいか、同期の女性陣はなにやら話し込んでいました。その時僕はそばにいて話が終わるのを待っていました。実はこの時、僕は心の中で感じるものがあったんです。それは、「大好きなあの人にもっと近づきたい。今日を逃してしまったら二度とチャンスはないかもしれない…」。その後突然起きる悲劇を心のどこかで察知していたのかもしれません。だから突然僕が言い出したんです。「何かおいしいもの食べに行きませんか?」。結果としてこれは正解でした。

 

 

最初で最後の同期会。インターナショナルガーデンホテル成田のAVANTIというお店でした。ここも僕がよく利用しているレストランです。ホテルなのでバイキング形式だけど、ここの雰囲気もなかなかいいんです。ここはたくさんの外国系エアラインが利用していて、僕たちの勤めている会社のクルーも泊まっています。レストランでもよくお姿をお見掛けしますね。外国の方が多いので、日本にいながら海外にいるような感じです。

 

 

4人掛けのテーブルに4人、あの人とは対角線上に。真正面に座りたかった…(笑)。やはり女性です、女性同士で話が盛り上がってました。僕はそっと話を聞いていました。というよりは、大好きなあの人をそっと見つめていました。「〇〇(僕の名前)さん、全然話してないじゃないですか?」と同じ班にいる同期に言われてしまいました。いいんです、大好きなあの人をそっと見ていたいんです…。

 

 

今だから言えること。僕は密かに大好きなあの人に恋をして、その想いは日に日に強くなっていました。でもその一方で、もう一つの思いも湧き上がっていたのです。それは、「もし僕がこの人を射止めてしまったら、僕はこの人の人生を大きく狂わせてしまうかもしれない…」。僕と大好きなあの人とは生まれ育った環境があまりにも違い過ぎている、年齢や今の状況を考えれば「これは絶対に許されない恋なんだ」と。2つの思いが思いっきりぶつかり合っている時期でした。本当に苦しかった。無茶苦茶苦しんだんです。「大好き、夢を叶えてこの人と一緒になりたい。でも一緒になったらこの人の人生を大きく狂わせてしまう、この人の人生を狂わせたくない」。その後、「この人の人生を狂わせたくない」という思いが徐々に僕の心をむしばんでいきました。そして「これは絶対に許されない恋なんだ」と、自分で自分の身体を鋭いもので突き刺すように自分を縛り付けていくようになりました。どれだけつらく、どれだけ心が痛かったか…。

 

 

この考え・思考が変わった、間違いであると気づいたのは、この時からずっと先の2018年でした。はい、最近のことです。とあることがきっかけでした。心のブレーキはもう解放しました、ぶっ壊しました。もうあんなおかしな考え・思考は捨てました。例えどのような環境や状況、年齢であってもそんなことを気にする必要なんて全然なかったのです。どんな自分も否定する必要はないし、これからは自分で自分の否定はしない。「好き」を軸に生きていいし、生きていく。人は魂の年齢でつながる、エネルギーレベルでつながるのだと。そして、僕を選ぶのかどうか、それは大好きなあの人が判断することなのです。今は僕の勝手な片想いだから…。

 

 

楽しい同期会も終わり、僕の車で同期3人をお住まいまでお送りしました。もちろん、最後は大好きなあの人です。僕の車で同じ時空間を過ごしたのはこれが最後となりました。自宅までの帰路、ものすごく寂しかったことは言うまでもありません。大好きなあの人のお住まいになんか行かず、そのまま二人でどこかに行ってしまうんだった…。 

 

 

大好きなあの人に最も近づいた日からもう3年…。会うことも姿を見ることも叶わず、音信も不通のまま。でも、僕は頑張る。再会の日が来ることを信じて前へ進む。