空港の違い「TOWER・RADIO・REMOTE」~第1回~

これまで、このブログで名古屋、静岡、松本と空港を見てきました。その時に「成田TOWER」、「静岡、松本RADIO」などの用語が出ました。

 

 

今日は、この「空港の違い」について。

 

 

①まず、空港は管制空域によって分けられます。

成田、秋田など→航空交通管制圏 →通称タワー空港→管制官がいる

静岡、松本など→航空交通情報圏 →通称レディオ空港→管制官はいないが情報官がいる

能登、庄内など→航空交通情報圏 →通称リモート空港→管制官も情報官もいない(遠隔運用)

 

②-1

航空交通管制圏」control zone

航空機の離陸及び着陸が頻繁に行われる飛行場として指定された空港等の付近の空域であって、航空交通の安全のために国土交通大臣が告示で指定した空域のこと。通常、飛行場標点を中心に半径5NM(=9km)の高度3,000ft以下の空域です。

→円筒の形を想像して下さい。NMとはノーティカルマイルのことで、1NM=1.852㎞です。基本的に航空の世界ではkmは使いません。

 

②-2

「航空交通情報圏」information zone

管制圏は指定されていないが、IFRによる離着陸が行われる飛行場として指定された空港(RADIO空港、REMOTE空港)の付近の空域であって、航空交通の安全のために国土交通大臣が告示で指定した空域。通常、飛行場標点を中心に半径5NMの高度3,000ft以下の空域です。

→IFRとは「計器飛行方式」のことです。これを説明し出すと長くなってしまうので、ここでは「エアラインが行っている飛行方式」と考えて下さい。これもいつかお話しします。

 

②-2-1「RADIO空港」

飛行場対空援助局の設置されている空港で、飛行場対空援助業務が提供される。

→情報官が現地空港におり、そこで業務に当たっています。対空援助業務というのは簡単に言うと、情報提供や管制機関からの管制承認の中継などの業務のことです。あくまで「援助」であって、指示ではありません。

 

②-2-2「REMOTE空港」

飛行援助センター(FSC)から遠隔運用されるリモート対空援助局(RAG)により、飛行場リモート対空援助業務が提供される。

FSC/flight service centerは新千歳、仙台、東京、中部、大阪、福岡、鹿児島、那覇の各拠点空港事務所に設置されています。情報官は現地空港にはおらず、このFSCにいます。そこで業務に当たっています。なので、操縦士とは「現地空港ではない、離れた場所から」無線でやり取りすることになります。これがリモート、遠隔運用と呼ばれる所以です。リモート対空援助業務は上記の対空援助業務と同じです。つまり、情報官が現地空港で対応するのか、遠隔地から無線で対応するのか、だけの違いです。

僕はREMOTE空港には飛行したことがないのでよく知りませんが、無人というわけではなく、空港を管理している人が現地空港にいるそうです。僕の知人である元情報官に聞いたことがあるのですが、ちょっとうろ覚えで正確には思い出せないけど、確か空港設置者(都の職員など)だったと思います。

→RAG/remote air-ground communication facilities

 

 

ちょっと難しすぎて頭が痛くなりましたね。続きは次回に…