リニア・エクスプレス


(CM) JR東海 「リニア・エクスプレス」(1989)

 

 

出演者らの服装に時代を感じますね(笑)。原宿なんてもう何年も行ってないなあ…。

 

 

ナレーションは真実だと思います。学生時代の、あの授業の1時間(正確には50分)はとんでもなく長かった。その同じ1時間が、年齢を重ねる毎にどんどん早く感じるようになっていく。今は光陰矢の如し。やりたいことがいっぱいある、やらなくてはいけないこともたくさんある。もし時間をお金で買えるのなら買いたいくらいだ。まあ、お金はないんだけどね泣。

 

 

当時からリニアは時間の問題と言われていました。日本の技術は素晴らしく、いずれ様々な課題を克服してリニアモーターカーは完成するだろう。あと残る障害は「費用」と「土地」だと言われていたんです。

総延長約500㎞もの土地を買い、最先端の技術で建設するわけだから費用がかかる。短距離で直線的に結ぶために、アルプスの山々に長大なトンネルを掘らなければいけない。なのに、国は財政が苦しいのでお金がない。国の機関であった国鉄はなくなり、鉄道会社は純粋な民間の株式会社になったからリスクは負えない。高度経済成長などもうやってこない。お金がない…、この問題もようやくなんとか解決した模様です。現在、某鉄道会社がリニアを建設しているけど、聞けば建設費用は約5兆円で、全て借金しての自腹だとか。一民間企業が年間収入の約5倍もの借金をしたわけだから、とてもまともだとは思えない。どこの企業でも年間収入の5倍もの借金をしている企業はないようです。倒産したナントカ色の航空会社の負債だってそこまでいかなかったのでは。

人口減少、低成長時代に突入したとはいえ、東京などの大都市集中が解消されたわけではありません。東京、名古屋、大阪周辺はもう成熟しきっており、地上も地下も上空も開発し尽くされています。このような地区は、大深度地下にリニア線を建設するとか。これも問題をクリアーしたようです。でもまだ問題は残っているのかな…。

 

 

僕の知人の客室乗務員がこんな心配をしていました。「リニアができたらお客様がいなくなってしまう…」。僕はこう言いました、「それは絶対にありえないよ」と。新幹線を利用している人はリニアに流れるだろうけど、そもそも鉄道沿線に住んでいるか勤めているところから近いので利用しているはず。一方で、僕のような空港周辺に住んでいる人や空港へのアクセスが便利な場所に住んでいる人はやっぱり航空機が便利だから新幹線なんて普段から使わないし、リニアにも乗らない。それにLCCもあるし。飛行機が好きな人はやっぱり飛行機から離れられない。僕も所用で移動するときは飛行機です。新幹線なんて使いません。だってね、目の前に空港があるのに、わざわざ成田駅に行って快速電車に乗って東京へ出て、新幹線に乗り換える? それは無理! そして、僕はリニアに乗ることもないと思います。

 

 

私たちの夢は、キミたちのふつう…。僕の夢は、どうなんだろう?