メディカルクリアランス

今日はメディカルクリアランスに関する規則を熟読してみました。

 

 

メディカルクリアランスというのは、医学的に航空機への搭乗が可能かどうかをみるためのもので、各航空会社に独自のルールがあるはずです。病名や症状は素人の僕が見ていても常識の範囲内というか、確かにそのような症状なり病気を持っている人は心配だよね、という内容です。

 

 

機内は高空でも気圧高度6,000~8,000ftを維持するように与圧されているはずです。と言われても「?」ですよね。僕はセスナ機の操縦で8,000ftを飛んだことがあります。もちろんセスナ機に与圧装置なんてありません。どうだったか、と聞かれても別にどうってことはありません。でもこれは健康な人の感想です。

 

 

では病気の方、妊娠されている方はどうか?

 

 

僕は医師ではないので断定はできないけど、影響がないとはとても思えません。僕も航空会社の経営者ならかなり厳しいメディカルクリアランスを設定しますね。

 

 

僕はセスナ機の操縦中はもちろんのこと、プライベートでの航空機利用でも機内でスナック菓子を食べることは絶対にないんだけど、機内にポテトチップスなどの袋菓子を持ち込んだらパンパンに膨れ上がった、という話をよく耳にしますよね。

 

 

あれが人間の身体にも起こっている、ってことなんですよ。だってね、人間もお菓子のようなビニール袋ではないけど皮膚という袋に包まれている状態じゃないですか。健常者の僕らはただ自覚していないだけで、やっぱり身体には知らず知らずのうちに何がしかの負担がかかっていると考えるべきなんです。お菓子の袋だけが膨らんで人間の身体には何の変化もないってことはあり得ませんよね。

 

 

そう考えると、妊婦さんなんかはやはり気を付けなければいけないんだろうなって男性の僕でも思います。

 

 

僕が友人の操縦するセスナ機に搭乗した時のこと。その日の僕は操縦しないので前日の夜にお酒を飲んだんですね。もちろん適量ですよ。翌日気分よく普通に空港に現れていざ上空へ行くと、ひどい吐き気に襲われるわ、頭痛はひどいわで大変でした。地上では何にもなかったんですよ。上空は空気濃度が薄くなる、血中のアルコール濃度は相対的に高くなる、ということです。自覚症状はなくても、身体は敏感に反応しているんですね。

 

 

たとえセスナ機のような低高度でも、上空の大気は確実に地上とは違っているということなんです。気圧が低い、空気が薄い(=酸素が少ない)というのは人間の身体に負荷がかかるということ、健常者の僕でもこんな感じです。地上と上空の違いや怖さを身をもって知った出来事でした。

 

 

 ☆彡にいた時、特に妊娠されている方へのお声がけはとても厳しかったです。僕自身操縦士としての経験があったので当時も納得していたけど、改めて業務の大切さを知りましたね。そういえば、一度ゲートでクリアランスに満たないお客様を偶然発見して搭乗を未然に防いだという経験があります。その時は僕の師匠が気づいたのですが、お身体は本当に普通の方だったので僕は全く気付きませんでした。ご本人は大丈夫ですから、と言っていましたが、やはり危険な行為であるのは言うまでもないと思います。

 

 

普段業務でやっている一つ一つのことにはちゃんとした理由がある、ということですね。